「医師自身が癌にならなければ癌患者の気持ちは分かりません」、「精神科医が精神病にならなければ精神病患者の気持ちは分かりません」
医師自身、癌であることは少なくないし、精神病であることは意外に多い。問題は、医師が過去の経験を活かし、健康で適切に問題に対処できるかが問われる筈。
「うつ病は、死なない病気なんだから、死んだら損ですよ」
一理あるな。
一理あるが、なんとなく心にひっかかる。
「うつ病は死なない病気なんですが、死ぬほど辛いのです。死にたい気持ちになるのは当然です。でも、必ず良くなります。死んだらダメです。約束して下さい」
「うつ病は、死なない病気なんだから、死んだら損ですよ」
この言葉がけは個人的には使えない。「うつ病は死なない病気なんだから、軽い病気である。あるいは癌など死ぬ病気と闘っている人と比べなさい」
そういう気持ちにさせる可能性がある。うつ病の患者さんの心を癒す言葉ではない。
精神科の薬はとても良く出来ていて感心する。例えば、ストラテラ(アトモキセチン)。ADHDの原因は前頭葉のドパミン神経の異常と言われている。ストラテラは選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬。前頭葉でノルアドレナリンの再取り込みを阻害すると、前頭葉だけドパミンを増やすという優れもの。
前頭葉のドパミンだけを増やしたい。何故ならば、中脳辺縁系のドパミンを増やすと、依存に繋がる。この点では、ストラテラは優れている。コンサータ(メチルフェニデート)は、基本的にドパミン・トランスポーターの阻害であり、脳全体のドパミンを増やす。依存性に要注意。ビバンセという薬も然り。
人間としての豊かさや柔軟性は、ピンチに立ったときにこそ表れる。感情に流されず、他人を責めず、時には自分の考えを変える勇気を持つ。逆境でも思いやりを忘れず、失敗から学ぶ。順境では謙虚に、逆境ではしなやかに。それが人としての器を育てる。
老年年金のことを言う。65歳になる前に年金をもらうかどうかの手紙が届く。給料が多かった私は繰り下げを選んだ。そして、非常勤になり給料が減り、先日繰り下げ受給の申請をした。ここで愕然。65歳の時点で、繰り下げではなくて「停止」になっていた。年金は自己申告しなければ損になる。知識が必要。
障害年金の審査が厳しくなっている。元々、年金1級相当の患者さんにほぼ前回と同じ診断書を書くと、2級になる。1級と2級では天と地の差がある。都道府県によって異なるが、1級を取得すると、医療費がただ。2級では医療費を支払う。
日本年金機構の判断はどうなのか?精神科医としては、きついと思う。
人の上に立つ人の声はでかい。電機メーカーに勤務していた時、部長の声は部長室から20メートル離れた所でもその声が聞こえていた。声のデカさは説得力に繋がる。
でも、自信なさげな人が小声でボソボソ言いながら何とか立ち直ろうと必死で努力している姿はもっと素敵だ。抱きしめたくなる。頑張ろう!
こんばんは。
寒さに弱い青い薔薇です。急に寒くなりました。今日の朝の気温は12℃で、セーターを着て愛犬を散歩に連れて行きました。明日の最低気温は8℃の予報です。これはダウンジャケットが必要かも。嫌だな。
妻の死を経験して。大切な人(愛犬も含む)が亡くなった時に思うこと。星になったと思う。かつては一緒に眺めていた満点の星。楽しかったこと、辛かったことを共有して夜空を眺めただろう。一緒に眺めることはできなくなったが、綺麗な星が一つ増えた。無限壮大な宇宙空間の中で、照らす星よ、永遠なれ。



