カートでお散歩、気持ちいいね。
幸せだね。
風がそよいで、匂いを感じて、楽しいね。
うちの子は小型犬だったから、抱っこで散歩したな。
風が吹くと鼻をふんふんして、近所の子どもの声がすると顔を上げて。
人間だって、お散歩すると気持ちいいもの。
ゆったりカートのお散歩、楽しんでね。
老犬をカートに乗せて散歩していたら、近所の人に笑われた。
「もう歩けないなら、家に置いてくればいいのに」
うちの犬は、今年で十五歳になった。
後ろ足が弱くなり、以前のようには歩けなくなった。
少し前までは、公園まで行って帰ってこられた。それが途中で休むようになり、やがて家の前の角まで行くのにも時間がかかるようになった。
それでも、私がリードを手に取ると、起き上がろうとする。
前足で体を起こし、後ろ足を何度か踏み直す。
寝ていていいよと言っても、玄関までついてくる。
獣医さんに相談しながら、歩く距離を短くした。
そのうち、犬を乗せられるカートを買った。
底に毛布を敷き、縁にも畳んだタオルを掛けた。最初は家の中で乗せてみた。
犬は落ち着かない様子で座っていたけれど、外へ出ると顔を上げた。
いつもの道を通った。
角の植え込み。パン屋の裏。小さな公園。
歩いていた頃、必ず立ち止まっていた場所では、カートを止めた。
公園の草地で下ろすと、支えている私の手を気にしながら、ゆっくり鼻を地面へ近づけた。
ほんの数歩だった。
それでも、なかなか帰ろうとしなかった。
先週の日曜、その帰り道で近所の人に会った。
カートをのぞき込み、赤ちゃんかと思った、と笑った。
足が弱くなったので、と説明すると、家で寝かせておけばいいのにと言われた。
「犬一匹に、ずいぶん大げさだね」
私はカートの持ち手を握ったまま、うまく返せなかった。
犬は顔を上げて、その人の手を見ていた。
昔、散歩の途中で何度か撫でてもらったことがある。
少し待ってから、またタオルの上に顎を置いた。
江戸言葉というか東京弁といえばいいのか、江戸っ子の曾祖母はそういう言葉を使ってたなぁ
標準語におされて方言が消えていくのは、地方も東京も変わらず…どころか、東京が一番早いのかもしれません
若者が蕎麦に七味をかけたのをツッコミたくなったというオジサンが怒られてた。
ただ、チト気になったのは、リプの多くが「七味」と言ってること。
アナタ東京? なんて嫌味を云うなら「七色(なないろ)」と言って欲しかったなぁ。
向田邦子のドラマ(千葉真一主演)のタイトルも「七色とんがらし」だったでしょ。
東京ではしちみ。って言わないんです。
「なないろ借してくんない?」って云うんですね。
先日も書いた真ん真ん中といい、
東京の言葉は失われてしまったね。
Readers added context they thought people might want to know
七味唐辛子を「なないろ」と呼ぶのは江戸・東京の歴史的名称で、現在は東京を含む全国で「七味」が一般的。向田邦子脚本・千葉真一主演のドラマ『七色とんがらし』(1976年)は実在する。
ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83…
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