タカネスギカズラ"Lycopodium annotinum var. acrifolium"胞子嚢穂付きの子です。シダは花が咲かないからつまらないなんて言わずに見て欲しい子。派手さはないかもしれませんが、ヒョンヒョンと胞子嚢穂を立ち上げる姿は可愛いと思う。亜高山帯から高山帯まで来てもそうそうお目にかかれない子。
コケモモ"Vaccinium vitis-idaea"果実です。赤く色付いた頃にupが多かったですが、じつはこのくらいまで深い紅色を帯びた頃が食べ頃です。甘味と酸味のバランスがいい感じです。亜高山帯から高山帯で見かけますが、亜高山帯の岩稜では群生することもあります。そんな辺りがコケモモ-トウヒクラスです。
シラヒゲソウ"Parnassia foliosa var. foliosa"咲いてます。奥深い谷川の水飛沫がかかるような崖などで見られます。かつてはユキノシタ科とされてましたが、最近のAPG分類ではニシキギ科とされています。この子の和名は見た目からも分かりやすくていい。#イマハナ
クロマメノキ"Vaccinium uliginosum"果実です。紅葉も進んでます。背景のいかにも常緑の葉はガンコウラン"Empetrum nigrumvar. japonicum"です。いずれも高山帯など土壌の貧弱な場所に小さな森を作る子たち。秋の高山帯も色とりどりです。ちなみにこの果実、いわゆるワイルドブルーベリーの一つ。
ゴゼンタチバナ"Cornus canadensis"果実です。まだ小動物などに食べられず残ってました。草本に見えますが、地を這うように生える低木です。もう少し冷え込みが進むと紅葉も楽しめます。亜高山帯から高山帯でよく見かける子です。この子の和名も◯◯御前など人命由来かと思いきや山名から。和名難い...
フジシダ"Monachosorum maximowiczii"無性芽が付きの子です。シダではツルデンダ"Polystichum craspedosorum"みたいに葉の先からクローンで増えていきます。なので群落内の遺伝的多様性は乏しい。ちなみに富士山にはありそうでほとんどない。山梨県RDBで絶滅危惧IAです。和名は尾張富士由来説が有力。
ヤマラッキョウ"Allium thunbergii"咲いてます。晩秋の山地草原で見られる数少ない花の一つです。近年、山の上の草原はシカが何もかも食べ尽くしてしまい芝生広場みたいになってきてます。ここは岩場の上の僅かな草付き。この子たちも細々と生きのびてる状況です。#イマハナ
キッコウハグマ"Ainsliaea apiculata"咲いてます。標高が高い山ではもう冠毛がフサフサしてる頃合いですが、暖かい地域の植林地などではまだ花がたくさん見られます。垂直分布の幅もあって晩秋に長く花を楽しめる子です。閉鎖花と開放花があって開放花はだいたい下の方。花付きのいい子です。#イマハナ
イワシャジン"Adenophora takedae"咲いてます。痩せ尾根の稜線直下の岩場に盗掘されずに残っていた子です。周囲を見ても開花個体はこの子だけでした。ツリガネニンジン属"Adenophora"の中でも岩場に根を張って生きる子で、根は地上部と違って案外太いです。野生下で見る方が美しいと思う。#イマハナ
コモチシダ"Woodwardia orientalis"無性芽が付いてる子です。暖地ではこんな姿も普通に見られますが、海無し県の山梨界隈ではごく限られた地域で見られます。似た感じのハチジョウカグマ"W. prolifera"は今のところ県内で見てないけど、コモチも増えてるし温暖化でそのうち見られるかもしれないなぁ。
ツチアケビ"Cyrtosia septentrionalis"果実です。神出鬼没で思わぬ場所でばったりと出会えたりします。ここもこれまで確認したことがなかった森の中。果実の鮮烈な赤は遠目にも目立ちます。ナラタケに依存して生きてることが知られてますが、近年のナラ枯れでナラタケはよく見かけるようになってます。
ミヤマダイコンソウ"Geum calthifolium var. nipponicum"紅葉してきてます。ここのところの高山帯では昼間はかなり温かい日が続いてますが、朝晩の冷え込みは例年通り。草紅葉だけじゃなく亜高山帯辺りの紅葉も順調に進んでます。この子たちは群生して大きな葉っぱで艶もあるので遠目にも美しい。
ツガザクラ"Phyllodoce nipponica"返り咲きです。先日の甲斐駒ヶ岳のハイマツ帯です。ここ何年も南アルプス界隈ではツツジ科高山植物が秋に返り咲きしてるのをよく見かけます。左奥には朔果も見えますね。高山植物の多くは短い適期に開花結実しきってしまいたいところ。この子は結実できるかなぁ...
コマツカサススキ"Scirpus fuirenoides"まだ咲いてます。よく似たマツカサススキ"S. mitsukurianus"との見分けのポイントの一つ、側生分花序に寄って見たところです。鱗片の幅もちょっと広い。湿地の子たちは水質も含めて環境の変化に敏感。山梨界隈では大変稀な子で絶滅危惧IAになってます。#イマハナ
オオハルシャギク"Cosmos bipinnatus"一般的にはコスモスと呼ばれる子。ずっと雨模様なので秋晴れの空の下で見られなかったです。やっぱりコスモスは秋の空が似合いますね。#イマハナ
コシオガマ"Phtheirospermum japonicum"咲いてます。ハマウツボ科ばかり続いてますが、日照時間の少ない中でもこの子たちは元気です。半寄生とされるだけのことはあるかな。イネ科なんかが周囲にいることが多いですが、結構いろんな植物に寄生してます。寄生しないでも花は咲かせたり。強かな子です。
ママコナ"Melampyrum roseum var. japonicum"咲いてます。先日upのタカネママコナ"M. laxum var. arcuatum"より里近くでも見かけます。山梨界隈だと他にもミヤマママコナ"M. l. var. nikkoense"もいたりして、案外この季節の痩せ尾根は色とりどり。いずれも苞に鋸歯や花の様子で見分けます。#イマハナ























