母は明日退院。今日見舞いに行ったらか、認知症の病室に移されたいて「こんな病室に入れられて頭が狂っちゃうわよ」って看護師さんに文句言ってた。一日の辛抱だから我慢してねって慰めたら、文句言いいながら、しぶしぶ納得してた。「大丈夫だよ。母ちゃん家に帰れば落ち着くよ」
人に話をする事を、身体に例えるならば、肝心の結論がおへそにあるとするならば、足の踵辺りから話を始める人があまりに多くて、痺れを切らして「結局お前は一体何を言いたいんだよ」って言ってしまう。後ねえ。主語が無くて何の話をしているのがさっぱり分からない人が増えてきた気がするよ。
僕はね。何をやってもある程度のレベルまで行けちゃうんだ。もちろんそのための努力や研究心はあるけどね。だからこその先のレベルにいる方々を知ってしまうんだ。これは努力だけじゃない。やはりその道のプロが持つ特化した才能には敵わないってね。
今日は僕の68回目の誕生日。この歳になるとさすがに誕生日も素直に喜べないけれど、これだけ多くの病気や怪我を経験して人生の四分の一位を病院で過ごして来た僕は、自分以上に、守ってくれている人々に感謝だけは忘れないようにしよう。
実は僕が生まれる2年前に、ひと回り以上年が離れた母の弟が「頭が痛い」と言って小学校から帰ってきてそのまま亡くなっちゃたんだ。僕は幼い頃から吐くほどの酷い頭痛持ちだったから、母はその事を重ね合わせていたんだって、後になって気づいたんだよ。だから老いた母にはいっぱい笑ってほしいんだ。
僕を孝行息子と言うけど、僕はよちよち歩きの頃から身体が弱くて、体調が悪くなる度に母におんぶされて病院に担ぎ込まれていたんだよ。物心つく前からずっとそんな毎日だったから母の心労は大変なものだったと思っている。だから孝行と言うより恩返しの気持ちがとても強いんだよ。倍返しってやつさ。
15分の面会のために1時間かけて車で面会に行く毎日。それにつけてこの天候の変化。さらに自分の持病の通院。さすがに疲れて、熱こそ出ないものの頭痛と吐き気で疲労困憊の毎日。
でも辞められないんだよなぁ。
親孝行は生きている内にしろが、僕の信条だから。
















