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abc0120.net/2026/11/04/23284…
「女性作家の先駆者たち~韮崎大村美術館所蔵作品を中心に~」奈良県立万葉文化館
会期:2026年12月19日(土)~2027年2月14日(日)
abc0120.net/2026/11/04/23300…
「美濃五彩崇敬 黒岩達大 陶展」名古屋栄三越
会期:2026年11月4日(水)~11月10日(火)
【サン=ベルナール峠を越えるボナパルト|ジャック=ルイ・ダヴィッドの工房】英雄は描かれず、構図だけが前進する
jin11.net/2026/08/18/74845/
作品名:サン=ベルナール峠を越えるボナパルト
原題:Bonaparte franchissant le Grand-Saint-Bernard
英題:Napoleon Crossing the Alps
作者:ジャック=ルイ・ダヴィッドの工房
原画作者:ジャック=ルイ・ダヴィッド(1748~1825)
原画制作年:1800~1801年
主題:ナポレオン・ボナパルトのアルプス越え・歴史画
険しいアルプスの山道で、白馬にまたがるナポレオン・ボナパルトを描いた歴史画です。馬は前脚を高く上げ、ナポレオンは赤いマントを風になびかせながら、進むべき方向を指し示しています。荒々しい自然と力強い騎馬像が、英雄的な印象を生み出しています。
注目したいのは、馬と人物がつくる大胆な斜めの構図です。馬の躍動する姿、翻るマント、ナポレオンの腕の動きが画面に上昇するような勢いを与えています。一方、本人の表情は落ち着いており、激しい動きとの対比によって指導者としての威厳が強調されています。
この主題は、1800年にナポレオンが軍を率いてアルプスを越え、イタリアへ進軍した出来事に基づいています。ただし、実際の峠越えでは馬ではなくラバに乗っていたとされ、画面の勇壮な騎馬姿は史実の忠実な再現ではありません。
ダヴィッドはこの場面を英雄的な歴史画として構想し、複数の版を制作しました。工房による作品にも、その象徴的な構図が受け継がれています。人物の威厳や馬の躍動感は、政治的指導者の理想像を視覚化する重要な要素となっています。
険しい山道を越える一人の英雄。しかし、ここに描かれているのは出来事そのものというより、後世に伝えるためにつくられた英雄のイメージです。絵画が歴史を記録するだけでなく、歴史上の人物の印象を形づくる力を持つことを示す作品です。
abc0120.net/2026/11/04/23285…
松本芳実「Winter Warmth 冬支度 ー 土鍋とうつわ ー」アンダーザトラックス
会期:2026年11月7日(土)~11月29日(日)
abc0120.net/2026/11/04/23014…
開館25周年・世界文化遺産登録記念 特別展「高照らすみやこー描かれた『飛鳥・藤原の宮都』ー」奈良県立万葉文化館
会期:2026年10月17日(土)~12月6日(日)
この女王、実は“シェイクスピアのヒロイン?”【クレオパトラ|ウォーターハウス】
youtube.com/shorts/ounV3itvp…
このクレオパトラ、なぜ、こんなに鋭い目つきなのでしょうか。
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスが1888年に描いた《クレオパトラ》。
金色の玉座に座り、こちらを見つめる古代エジプトの女王。しかし、この作品には意外な制作背景があります。
実は、シェイクスピアの戯曲『アントニーとクレオパトラ』のヒロインとして描かれた作品なのです。
ウォーターハウスは、シェイクスピア作品に登場する女性たちを紹介する企画のために、このクレオパトラを制作しました。
鋭い視線、堂々とした姿勢、ゆったりした白い衣装。
そこには、古代の女王の物語だけでなく、19世紀末のイギリスで変化しつつあった女性像も重ねて読み取ることができます。
歴史上のクレオパトラと、文学の中のクレオパトラ。
あなたには、この女王がどのような人物に見えますか?
【名画の作品情報】
作品名:クレオパトラ
英題:Cleopatra
作者:ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス(1849〜1917)
制作年:1888年
技法・支持体:油彩、キャンバス
所蔵:個人蔵
【鏡の前の装い|ジュール・ジェーム・ルージュロン】装うという行為が、自己を配置する構造になるとき
jin11.net/2026/08/17/74838/
作品名:鏡の前の装い
作者:ジュール・ジェーム・ルージュロン(1841~1880)
主題:女性像・室内風俗画
華やかな室内で、鏡に向かって身支度を整える女性を描いた作品です。女性は淡い桃色のドレスをまとい、背中には花模様の布と大きなリボンが飾られています。鏡の前で上半身をひねる姿勢からは、装いの仕上がりを確かめる日常の一瞬が感じられます。
注目したいのは、ドレスの柔らかな質感と、室内装飾の精緻な描写です。幾重にも重なる裾のひだ、花柄の布、羽根飾りが女性の優美な姿を引き立てています。左側の化粧台には装飾的な小瓶が置かれ、背景の壁掛けや陶器の花瓶が洗練された室内空間を演出しています。
19世紀のヨーロッパでは、服装や室内装飾が社会的な地位や趣味を示す重要な要素となっていました。本作にも、当時の上流階級を思わせる華やかな装いと、私的な生活空間への関心が表れています。
女性は鑑賞者に正面を向くのではなく、鏡に意識を向けています。その姿は、他者に見られるための装いと、自らの姿を確かめる行為が重なる瞬間として捉えることができます。
鏡、衣装、身体の動きが一体となり、装うという日常の行為を優美な絵画へと変えた作品です。
この女性、実は“二人の王妃に仕えた?”【ベアトリクス・パチェコの肖像|フランソワ・クルーエ派】
youtube.com/shorts/x99CzhIa2…
この女性、実は、二人のフランス王妃に仕えていました。
16世紀のフランス宮廷に生きたベアトリクス・パチェコ。彼女は王妃エレオノーラに従ってフランスへ渡り、後にカトリーヌ・ド・メディシスの宮廷にも仕えたと伝えられています。
肖像画には、黒い胴衣、赤く膨らんだ袖、宝石をあしらった首飾りなど、当時の華やかな宮廷文化が描かれています。
王妃の結婚は、王族だけでなく、彼女たちに仕える女性たちの人生にも大きな影響を与えました。
この肖像画から、国境を越えて移り変わる16世紀の宮廷社会を読み解きます。
【名画の作品情報】
作品名:ベアトリクス・パチェコの肖像、モンベルとアントルモンの伯爵夫人
英題:Portrait of Beatrix Pacheco, Countess of Montbel and Entremonts
作者:フランソワ・クルーエ周辺
制作年:1550年頃
技法・支持体:油彩、板
寸法:24.6 × 19.5 cm
所蔵:シュテーデル美術館(ドイツ・フランクフルト
abc0120.net/2026/11/04/23284…
第3期 コレクション・フォーカス:山を描く 佐々木邦彦―知られざる絵と言葉/戦前戦後の前衛―特別展「没後30年 菅井汲」にちなんで」広島県立美術館
会期:2026年10月17日(土)~2027年1月17日(日)
【名所江戸百景・駒形堂吾嬬橋|歌川広重】雨空に託された恋の記憶と江戸の風情
jin11.net/2026/11/04/76879/
作品名:名所江戸百景・駒形堂吾嬬橋(こまかたどうあづまばし)
英題:Komagata Hall and Azuma Bridge
作者:歌川広重(1797~1858)
制作年:安政4年(1857)
技法・支持体:木版多色摺(錦絵)、和紙
判型:大判竪絵
シリーズ:名所江戸百景
版元:魚屋栄吉
江戸浅草の駒形堂付近から隅田川と吾妻橋方面を望む風景を描いた浮世絵です。雨の降る空には一羽の鳥が飛び、画面中央には赤い旗が風になびいています。川面には多くの舟が行き交い、対岸には家並みと緑の木立が広がっています。
注目したいのは、広い雨空を大胆に取り入れた構図です。暗い青灰色の空から細い雨脚が斜めに降り、赤い旗が静かな画面に鮮やかなアクセントを添えています。空を飛ぶ鳥は、都鳥として知られるユリカモメを思わせ、隅田川にまつわる文学的な情景を連想させます。
駒形堂は浅草寺にゆかりのある堂宇で、隅田川沿いの名所として親しまれてきました。また、隅田川の都鳥は『伊勢物語』の東下りの段にも登場し、都に残した人を思う旅人の心情と結びついています。
広重は、雨空を横切る鳥と風になびく旗を組み合わせることで、江戸の水辺に漂う季節感と詩情を表現しています。遠景の舟や家並みは小さく描かれ、広大な空と川の広がりが強調されています。
雨に包まれた隅田川、空を舞う一羽の鳥、風に揺れる赤い旗。江戸の風景に古典文学の記憶を重ね、静かな情緒を生み出した作品です。
abc0120.net/2026/11/04/23283…
「昭和のキャバレー王が愛した絵画 コレクター福富太郎の眼」広島県立美術館
会期:2026年12月15日(火)~2027年2月7日(日)
abc0120.net/2026/11/04/23283…
開館10周年記念 「シンシナティ美術館展 ~アメリカに渡ったヨーロッパの至宝~」富山県美術館
会期:2027年1月23日(土)~4月11日(日)
【少女と犬|ジョシュア・レノルズ】肖像の格式をほどき、親密さが構造として残る
jin11.net/2026/08/17/74835/
作品名:少女と犬
作者:ジョシュア・レノルズ(1723~1792)
主題:少女の肖像・動物画
木陰に腰を下ろした少女が、大きな白い犬を優しく抱き寄せる姿を描いた肖像画です。少女は赤いリボンを髪に結び、白い衣服と赤紫色のスカートをまとっています。犬は安心したように身を預け、少女はその背に手を添えながら、鑑賞者へ穏やかな視線を向けています。
注目したいのは、少女と犬が一体となるように構成された親密な姿です。柔らかな肌、犬の豊かな毛並み、衣服の質感が丁寧に描き分けられ、白と赤紫色の対比が人物を引き立てています。背景の樹木と淡い空は、二者の温かな関係を静かに包み込んでいます。
レノルズは18世紀イギリスを代表する肖像画家で、王立美術院の初代会長を務めました。古典絵画の伝統を重視しながら、人物の自然な仕草や感情を取り入れ、肖像画に豊かな表現をもたらしました。
本作では、社会的地位を示す豪華な装飾よりも、少女と犬の触れ合いが画面の中心となっています。犬に寄り添う姿勢や柔らかな表情によって、幼年期の無邪気さと愛情が伝わってきます。
格式ある肖像画の伝統のなかに、日常の親密な一瞬を取り入れた作品です。少女と犬の静かな交流を通して、人間の感情を自然に描き出すレノルズの表現が感じられます。
abc0120.net/2026/11/04/23283…
「逆引き!吉祥展 ―古伊万里の文様どんな意味?―」戸栗美術館
会期:2027年1月7日(木)~3月22日(月・振休)
開幕!abc0120.net/2026/11/04/23282…
田中功起「時間がない(ときに眠ること)」京都芸術センター
会期:2026年11月6日(金)~2027年1月11日(月・祝)
【ファースト・ブリザード|ヘレン・フランケンサーラー】絵画が「染み込む」ことで始まった新しい時間
jin11.net/2026/08/17/74600/
作品名:ファースト・ブリザード
英題:First Blizzard
作者:ヘレン・フランケンサーラー(1928~2011)
制作年:1957年
主題:抽象表現主義・色面抽象
淡い黄土色の画面に、青、黒、赤、褐色の色彩が自由に広がる抽象絵画です。中央には渦を巻くような褐色の筆触が現れ、左上には青い円形の色面、右側には黒く鋭い線が重なっています。色彩が流れ、飛び散り、互いに溶け合うことで、画面全体に激しい動きが生まれています。
注目したいのは、絵具を薄く広げた部分と、力強い筆触が残る部分の対比です。淡い色彩は支持体に染み込んだような柔らかさを見せ、濃い青や黒の線は画面に緊張感を与えています。赤い小さな色面が連続する部分には、独特のリズムが感じられます。
フランケンサーラーは1952年の《山と海》で、薄めた絵具を下地処理していないカンヴァスに浸透させる「ソーク・ステイン技法」を発展させました。この革新的な方法は、後のカラーフィールド・ペインティングにも大きな影響を与えました。
本作では、流動的な色彩と即興的な線が重なり、吹雪のような激しい自然の動きを連想させます。しかし、具体的な雪景色を再現するのではなく、色彩と筆触によって感覚的な空間を生み出している点が特徴です。
絵具を表面に塗るだけでなく、支持体と一体化させるという発想。フランケンサーラーは、色彩が広がり、染み込み、偶然の形を生み出す過程そのものを、新しい絵画表現へと変えていきました。
abc0120.net/2026/11/04/23282…
「STPI in Kyoto ―版画、紙、そしてその先へ―」京都市立芸術大学
会期:2026年11月7日(土)~11月12日(木)
abc0120.net/2026/11/04/23282…
~染和紙を暮らしの中に~「幾重にも」ぎゃらりー燦
会期:2026年11月21日(土)~12月13日(日)
この王妃、実は“兄の宿敵に嫁いだ?”【フランス王妃エレオノーラ|ヨース・ファン・クレーフェ】
youtube.com/shorts/SXUgT3h7D…
この王妃、実は兄の宿敵と結婚していました。
ヨース・ファン・クレーフェが描いた《フランス王妃オーストリアのエレオノーラ》。
彼女の兄は、神聖ローマ皇帝カール5世。
ところが、夫となったフランス王フランソワ1世は、その皇帝と長く争っていた人物でした。
1529年のカンブレーの和約を背景に、1530年、エレオノーラはフランス王妃となります。
さらに、肖像画の手元には小さな手紙が描かれています。所蔵館の記録には、王妃への敬称を含む宛名が残されています。
華やかな衣装の裏に隠された、16世紀ヨーロッパの王室外交。
あなたは、この王妃の表情から何を感じますか?
【名画の作品情報】
作品名:フランス王妃オーストリアのエレオノーラ
英題:Queen Eleanor of Austria
作者:ヨース・ファン・クレーフェ(1485年頃〜1540年)
制作年:1530年直後
技法・支持体:油彩、オーク材の板
サイズ:35.5 × 29.5 cm
所蔵:ウィーン美術史美術館
【名所江戸百景・逆井のわたし|歌川広重】白鷺が導く江戸郊外の水辺の風景
jin11.net/2026/11/04/76876/
作品名:名所江戸百景・逆井のわたし(さかさいのわたし)
英題:Sakasai Ferry
作者:歌川広重(1797~1858)
制作年:安政4年(1857)
技法・支持体:木版多色摺(錦絵)、和紙
判型:大判竪絵
シリーズ:名所江戸百景
版元:魚屋栄吉
江戸東郊を流れる中川の「逆井の渡し」を描いた浮世絵です。現在の東京都江戸川区と江東区の境に近い水辺には、かつて人々の往来を支える渡し場がありました。画面には静かな川と緑豊かな岸辺が広がり、遠くには家並みや舟が小さく描かれています。
注目したいのは、画面手前から中景へと配置された白鷺の姿です。水辺に佇む二羽、飛び立つように翼を広げる一羽、川面を横切る一羽が、静かな風景に軽やかな動きを与えています。白い羽と深い藍色の水面の対比が鮮やかです。
岸辺には細い葦や樹木が描かれ、対岸には黄色い屋根の家々が並んでいます。遠くの水平線には淡い紅色が広がり、空と水面の色彩が穏やかに響き合っています。
逆井の渡しは、江戸と周辺地域を結ぶ交通の一端を担った場所です。広重は渡し場そのものを大きく描くのではなく、白鷺や水辺の植物を主役に据えることで、江戸郊外の自然豊かな景観を印象的に表現しています。
静かな川面を渡る舟と、自由に飛び交う白鷺。人々の暮らしと自然が共存していた江戸の水辺を、広重ならではの大胆な構図と繊細な色彩で描き出した作品です。




















