食わず嫌いまでいかないけれど...シリーズ.ゲッツは大好きだが,この時代はいつもさらっと流してしまって.ボサノヴァは相変わらず勘どころがいまひとつ解らないのであるが,ゲッツのテナーは(音質ゆえかもしれないが)他の時期より骨太で雄大さすら漂う.ボサに併せてソフトに流れぬセンス.
Getz/Gilberto
何を今さらと言われそうだが“Interplay”がひどく気に入ってしまった.45回転盤がたまたま半額で売っていたのでフラフラと買ったのだけれど,今夜はペラジャケ日本盤(左)とOJC厚紙ジャケット(右)をフラフラと買ってしまった.ふだん聴き比べなんてめったにしない(その金で別のレコードを買う)のだけれど...
OJCの初期厚紙ジャケットを入手.B面,ピアノの音が割れるのでむむっと思ったら,溝に埃がたっぷり堆まっていた.かくいう私自身も振り返ればA面:B面の再生比は7:3,いや8:2か.当たり前だがB面もいいのである.耽美にジャジーな‘Milestones’なんか最高の〆だ.人気のA,実力のB(笑)
Waltz for Debby (OJC-210)
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これもなぜかしっかり聴きこまないまま今日に至った1枚.テナーがジョージ・コールマン(最高)であることも只今認識した体たらく.若者の青さもまた美し的な先入観だったが,尖った感性をストーリー性豊かな楽曲に溶け込ませた,完成度の高いアルバムだった.アメリカンニューシネマの手触り.
Maiden Voyage
いつものDU柏店へ,取り寄せてもらっていたデビィを受け取りに.ついでにゆうべQobuzで聴いてとてもよかったムーンビームスも買ってしまった.前者は初期OJC,後者はORPHEUM.エヴァンスを小脇に抱える帰り道.
喰わず嫌いまでいかないが,これまでしっかり咀嚼せずにきてしまったジャズを聴いている.三管JM然りラファロ亡きあとのエヴァンスRiverside然り.“Interplay”ってp:b:dsの三角関係がミソだと思うのだが,こちらはp:b,dsの二等辺三角関係で,素直に相思相愛にならないところがさすがエヴァンス.
Moon Beams
JMはこってり胃にもたれるからヌーヴェルヴァーグのサントラとして聴くのがちょうどいい按配だなと長らく思ってきたのだが,4100番台前後~Riversideの三管時代は洗練の極みだということに,最近ようやく気がついた.ショーターやハバードはもちろん,シダー・ウォルトンがいいんだよね.
Buhaina's Delight
マイルスの‘死刑台のエレベーター’とMJQの‘大運河’を足して2で割ったような表題曲を繰り返し聴きながら(エヴァンスのプレイもジョン・ルイス的),これってエヴァンスのヌーヴェルヴァーグへの目配せなんじゃないかと妄想している.'62年,“女と男のいる舗道”“突然炎のごとく”の頃.
Interplay (AJAZ 9445)
ゆうべのマイルスからの流れで,今夜はモブレー.久々に聴き,完成度の高さに驚く.周到に統一されたトーン,滑らかな手触りのなかにメリハリ(ケリー&ブレイキー)をつけて飽きさせない手練.ジャズとは“セロニアスと,モンク”であり,また“ハンクと,モブレー”でもあるのだ.これは矛盾しないのだ.
Soul Station
ちょうど金,土だったので1日1枚ずつ愉しんだ.よく言われる“モブレーが印象に残らない”というのは“マイルスがイマイチだと言っていた”“モブレーのソロがカットされている曲がある”というふたつの事実が生み出す,それこそ印象ではないか.モブレーのソロはちゃんと聴ける.
Miles Davis in Person (C2L20)
“素敵な曲がチャーミングな演奏と良い音で聴ける”三拍子揃った大名盤.スウィートなジャケットも含めると四拍子か.モブレーがいろいろ言われがちだが,かれのやさしさがこれほど曲想に活かされたアルバムも他になく,マイルスはちゃんとモブレーを解っていたのだ.
Someday My Prince Will Come
(CL 1656)
ジャケットからライトで解りやすいジャズを期待させておいて,実はかなり手強いアルバム.パーカー経由でジョン・ルイスをちゃんと聴くようになってから,ようやく真価が理解できるようになってきた.ゲッツよりふくよかでズートよりシャープなビル・パーキンスのテナーも見事.
Grand Encounter (PJ-1217)
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映画が到達したミニマリズムの最高峰
ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品
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表題曲がキャッチーすぎて損をしているのでは.ジャズ聴き始めのころに聴きすぎて飽きてしまい疎遠になった経験アリ.が,このアルバムの妙味はケリーのトリオ演奏にこそあると思う.ジャズピアノの“とめ,はね,はらい”のお手本のような名演.音も凄くて45回転LPが気になって仕方ないが,高い(泣)
Kelly Blue
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新訳版『長いお別れ』を刊行します。
訳者は山形浩生さん。これまでのマーロウ像を一新し、ハードボイルドという観念そのものを塗り替える快い新訳です。田島昭宇さんの無上の装画とともにお楽しみください。
11月18日発売予定。
このところスウィングばかり聴いていたからそろそろ揺り返しがくるだろうなと思っていたところへドルフィーの出物とめぐり逢うんだもの.右はin EuropeではなくFive Spot Vol.1のオランダ盤.左のVol.2はジャケはほぼ同じだが同じく蘭盤.RVGありでVol.1はモノラル,2はステレオ.久々のドルフィー,胸躍る!!
ポリドールの銀帯はライナーも充実.本盤がJATP来日('53.11)を挟むように録音されたことや,若き日のベンが得意の水泳で溺れかけたレスターを助けたことがあるとか(後年の体型からは想像できないが,なんせフロッグだもんね),硬軟取り混ぜた情報満載.さすが油井正一先生である.
King of Tenors (MV 2554)





















