同感。
私自身は在日外国人だが、長年暮らしてきた日本が、自らの強みと国際的な信用を失いつつあるのではないかと、強い危機感を抱いている。
経済では、リフレ派の時代遅れの処方箋が幅を利かせ、円安と物価高によって国民の購買力が削られてきた。それでも株高と名目成長を「強い経済」の成果として強調する。国民生活よりも政策の成功物語が優先されていないか。
外交では、対米依存を深め、トランプ氏との個人的関係に期待する一方、対中強硬姿勢によって自らの外交的選択肢を狭めている。米中が直接取引する時代に、日本の主体的な外交戦略が見えてこない。
社会では、国民の不満を外国人に向ける政治的言説が広がる。深刻な人手不足で外国人労働者に依存しながら、永住資格の取得を厳しくし、定住への不安を高める。賃金面での魅力も低下するなか、日本をますます選ばれにくい国にしてどうするのか。
政治では、実質的な政策成果よりも「強い日本」というイメージの演出が目立つ。複雑な問題を敵味方の対立にすり替え、国民の不満を政治的支持へと転換する手法が、果たして国益につながるのか。
これらに共通するのは、目先の政治的利益のために、日本の長期的な国力を犠牲にする危険性である。
通貨への信認、外交的信用、人的資本、社会的信頼。いずれも先人たちが長い年月をかけて築いてきた国家の資産だ。
「日本を強くする」と唱えながら、その基盤を自ら掘り崩し、将来世代に負担を押し付ける。
国を豊かにする政治ではなく、過去の蓄積を食い潰す政治になっていないか。
日本の衰退を望んでいるわけではない。むしろ、その逆だからこそ、今の政治を厳しく問いたい。
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Oct 11, 2026 · 8:22 AM UTC

